【ネタバレあり】劇場版艦これ 感想
一ヶ月以上放置してました しりうすです。
今日の夕方ごろに少し時間が開いたので劇場版艦これを見てきたので感想を述べます。
ストーリー面 ☆☆★★★ まずまず
キマシ
ぶっちゃけ史実はそんな詳しくないのであっさりといきます
始まりは漆黒の海を駆ける第八艦隊*1のシーンから始まります。はなっからシリアスな戦闘シーンを入れてきて、旗艦鳥海が頭に切り傷を負い出血したので「おっ、これは期待していいか?」と少し心躍ったのを否定しません。
一連の戦闘が終わったのち、如月がドロップ…というか浮かんできて救出されます。艦娘は轟沈すると深海棲艦になり、轟沈させられると艦娘として復活するというのは二次創作で多く見られた設定ですが、一度沈んだ如月が地上にいながらも徐々に深海棲艦として侵食されていく様は真新しい設定だったように思います。
この段階で私の脳内では以下の2択が浮かんできました。
- 南方海域へ出撃した傍ら、泊地では完全に深海棲艦として覚醒した如月が破壊行動をするも、睦月が死に物狂いで制止したおかげで深海棲艦如月は意識を取り戻し味方として加勢→敵を全滅→「睦月ちゃん、私が私でいられるうちに私を眠らせて…」END
- 出撃した艦隊のピンチに如月が駆けつけ、窮地を脱出しつつ如月自身はまた会おうね的な消え方をしてEND
まぁ後者だったわけですが、予想がついてしまったことを映画の責任にするつもりはありません。
ストーリーのバランスが少し悪いなと思ったのが、吹雪メインなのか睦月/如月メインなのかちょっと不明瞭なところですね。アイアンボトムサウンドのラスボスは「もう一人の吹雪」でしたが、その解決方法には吹雪同士の戦闘があったわけでもなく説得…というか分かり合いでした。しかし劇中で一番感情を揺さぶったのは睦月/如月組の出会いと分かれ、そして再会です。結果的に吹雪の立ち位置がビミョーに思えました。
さらに問題なのは「映画でこういうシナリオが作れたのにTVでは何故そうしなかった?」という疑念が浮かんでくることです。TV版のことは忘れろ、というTwitterの声も見ましたが、TV版の視聴を前提としているこの作品で忘れるという選択肢は実質存在しえません。
したがって劇場版の評価は★3でありますが、TV版を含めた「映像作品としての艦これ」の評価は★1から★0.6に落ちました。デザートくらいしかまともに食べれないレストランの評価は低いです。
戦闘描写 ☆★★★★ 良い
鳥海がカッコ可愛い
序盤から夜戦描写があり、探照灯を用いることによる被弾のリスクが描かれており良好。最初の夜戦では鳥海がこめかみにつけた探照灯を破壊され、頭部に切り傷を負い出血します。別に血が好きとかではなく、轟沈してキャラクターを喪失するゲームにおいて出血一つないのは不自然ですからね。
比叡が好きということもあるんですが、頭から血を流している比叡が被弾のリスクを承知しながら探照灯を当てるシーンからは決死の覚悟を感じ取れてよかったです。その探照灯に応じて大和が「ありがとう」の一言で主砲斉射するのはジーンと来ました。パンフレットのP32-33にも描かれていて嬉しいですね。
吹雪を魚雷から庇うために、艤装を盾にして身体を倒し被弾する大和も良いシーンでした。中大破してろくに動けないのに砲撃で支援・撃破する勇姿も見ものです。
キャスト ☆★★★★ 良い
- ちゃんりな(日高里菜さん)作品でした。
- 種田梨沙さんは療養中もあってかおそらく1~3くらいしかセリフがありませんでしたね。明石の数セリフ程度
- 加古がちょこっと喋ってくれたので大井北上以外の声の大坪由佳さんの声を聞けたのは貴重でした。
- 藤田咲さんの時津風が非常によろしかったです。藤田さんの元気な声はこっちも元気にしてくれます。
- 小倉唯さん演じる時津風も登場。ただセリフそんなに多くなかったですね。
- 大和役の竹達彩奈さんが吹雪絡みで良く喋ってくれましたし、普段の温和な会話から上記の被弾後の気張った声と色々美味しく楽しめました。
- 比叡のセリフが多かったので東山奈央さんポイント上昇。
全体を通して ☆☆★★★ まあまあ
映像作品としての出来は及第点、むしろ良い部類だったように思えます。私の歴代アニメ映画のベスト10に入ることはありませんが、単体としての評価は決して悪くなく、むしろ順当なアニメ映画だったと評価しています。
珪素おじさん*2としてはどこまでハートをえぐってくるのかも少しは期待しましたが、結果的に如月が帰ってきたので「ここはそういう地平線の向こうなのか」と少し思いました。
他人に勧めるか? 条件付きYES
- TV版を見ている前提のアニメなので、TV版の終わり方にモヤモヤを抱いている人に限定して「お口直しとして」視聴しても良いのではないでしょうか。
- TV版を見ていないが、ストーリーは気にしないなら一つの映像作品として視聴しても良いと思います。作画崩れのようなものは見受けられませんでしたし、演出も良好です。
- TV版+劇場版をこれから全部見ようと思っている人には、そもそもTVアニメ版をオススメしないので二次創作で止めておくのが気持ち良いと思います。
終わりに
Twitterでは「映画の出来は良いから見てみろ」という呟きが多く見られたのですが、私としては「汚名返上のための映画」であるならば絶対に見たくないという気持ちでした。しかしそれは見る側の捉えようなのであくまでニュートラルな気持ちで見に行こうと決心したわけですが、思いの外悪くなかったですね。
とは言え、ブラウザゲームとしての艦これは正直やる気が全くしませんし、アーケードにも別段魅力を感じない(どうせなら回転率の高いbeatmaniaIIDXやります)ので劇場版で艦これに区切りを付けるというのも悪くないのかなと思ったりしました。
そういう意味ではスッキリとした終わり方になりそうな気がします。
それでは。
変則ルール: 人狼戦
3日ぶりです。しりうすです。
みなさんは「人狼ゲーム」ってご存知でしょうか?一昨年くらいから巷で聞かれるようになったかなーという印象がありますが、原典は「汝は人狼なりや?」というテーブルトークRPGです。
基本的には…
- プレイヤーを「村人」と、人に化けて村人を食べる「人狼」に分ける
- 人狼は全体の1~3割の人数に設定する
- 人狼は人狼同士がわかるようにする(全員目を閉じて、人狼だけ目を開けて確認する)
- 村人は人狼の全滅が目標、人狼は村人の全滅が目標
- 特定の個人が村人/人狼かを識別できる職人(役割)が1人いる
- その他必要に応じてルール追加
という、心理戦を主体にした遊びです。
これをサバゲーに取り入れるゲームモードがあります。…厳密に言うとGarry's MODというゲームの"Trouble in Terrorist Town"というモードです。日本にはGarry's MODは馴染みがなさそうなので「人狼戦」と表現したことをお許しくださいませ。
- 裏切り者を2名指定
- 探偵を1名指定: 探偵は死体の正体を判別できる(死体は「お前はテロリストか?」という質問に正直に答えなければならない)。探偵はゲーム開始時に自分が探偵であることを他のプレイヤーに開示しなければならない。
- 残りは罪のない一般市民
- 裏切り者はそれ以外の全滅が目的
- 探偵と一般市民は裏切り者の全滅が目的
- 裏切り者が他のプレイヤーに直接触る(ナイフで攻撃)することで、触られたプレイヤーは無言で死ななければならない
- セミオート(ハンドガンのみにすると雰囲気が大変よろしい)
- (場合によっては)一般市民を誤射した人はペナルティを負う
このゲームの面白いところは、サバゲーの歴や腕前があまり勝敗に関係しないことです。やっていることは結局、騙し合ったり信頼したり裏切ったりの心理戦。普通のサバゲーのように隠れて敵の行動を探っていると「なんであいつ一人なの?俺らをまとめて始末する気じゃない?」とかえって疑われたりするのがとても面白いところ。
"Milsim(ミリタリーシミュレーション)"という意味でのサバゲーからはかけ離れていますが、「サバイバルするゲーム」という意味においてこれほどサバゲーらしいゲームモードは無いのではないでしょうか。私はこのゲームモードは遊んだことがないので、次回の身内の貸し切りの際に提案してみたいと思います。
おわり
変則ルール: ジャガーノート戦
しりうすです。
みなさんは「ジャガーノート」ってご存知でしょうか?アメコミ好きな人はX-MENのキャラが浮かぶでしょうし、
Call of Dutyファンは重装甲歩兵が浮かぶかも知れませんね。
語源はヒンドゥー教の神様の名前だったりするのですが、今回ご紹介するのは重装甲歩兵の方。サバゲーには殲滅戦やフラッグ戦といったオーソドックスな試合形式の他に、様々なオリジナリティのある変則的なゲームモードが存在しています。
その中で、今回は「いつものサバゲーのやり方ではうまくいかない」スタイルのゲームモードのご紹介です。
ジャガーノートの目的
ジャガーノートに任命された人は風船を割られないと死なないだけでなく、圧倒的な弾幕を張るミニガンを装備しており、そのジャガーノートがスタートからゴール地点にたどり着かなければならないルール。つまり傭兵側の人間は、ゴール地点に到達される前に風船を全部割るのが目的です。
風船がミソで、ある程度の威力がないと割ることができません。当たりどころが悪いと至近距離でも割れないことがあります。つまり、傭兵には風船を割れる程度の距離まで近づき、逼迫した状況を戦い続ける度胸・根性が要求されます。
近づいたらジャガーノートのミニガンが圧倒的な連射力で威圧してくるので神風攻撃は至難の業。かと言ってミニガンも重さが15kg?ほどあるらしく、ジャガーノートがゴール地点まで走って行くのも困難を極めます。案外バランスは悪くないのかも?
変則ルールの楽しさ
こういった「条件付き無敵」が含まれるゲームは、ある個人が死なないのを良いことにゲーム展開がスピーディになりがちで非常にエキサイティングです。そのうちご紹介したい「ターミネーター戦」も鬼ごっこ感覚で死ぬほど楽しいです。
しかしながらフィールドの定例会ではこういった変則ルールはあまり開催されない傾向があります。誰でも参加可能な定例会は参加人数が多くなりますし、それだけフィールドを飛び交うBB弾も増えるため次第にプレイヤーの動きが鈍くなり膠着状態になりがちだったりするのです。
もしフィールドを貸し切る機会があったり、知り合いから貸し切りサバゲーのお話があったりして、もし主催の方が「ゲームのネタ切れ」で困っていたら色々と提案してみると良いと思います。ひと味もふた味も違ったサバゲーが楽しめることでしょう。
おわり
みんなのコレクションを見てみよう
しりうすです。
サバゲーに興味を持った人間は誰しも「自分はこの先エアガンを何本買うのだろう?」という疑問にぶつかることがあると思います。エアガンと言っても多種多様ですし、1つ買ってしまうと他のエアガンにも興味を持たずにはいられない人もいれば、悟りを切り開いて必要最低限の挺数まで断捨離する人もいます。
そこで参考になるのが、「他人のコレクションを見てみる」ことです。どれくらい銃が揃っているのか分かりますし、どの程度のスペースが必要なのかが一目瞭然です。
今回はコレクション動画のご紹介ですが、私が「やる気あんのか?」と感じたものは除外していますのである程度安心して見てもらえるかと思います。
最初にご紹介するのは"LevelCapGaming"のLevelCap。彼は既にサバゲーからは引退していますが、良質なサバゲー動画+レビュー動画が過去に投稿されています。サバゲー紹介動画として今後も数年は他人にオススメできるコンテンツです。
- 動画の長さは09:10
- ガンラックとしてメタルラックをまるまる2つ使用
- メタルラックなので地震などの転倒に強い
- エアガンの実用レビューも含むので一石二鳥動画
- プレートキャリアやBB弾も収納しているのですっきり
次の動画はこちら。フランス人サバゲーマーKhanSebの動画。
- 動画の長さは17:16
- 全部フランス語なので英語が読める人は字幕がおすすめ
- とにかく密度が凄い。
- 構えたときの様子がワイプで表示されるのでイメージがつかみやすい?
次は777MilSimの動画。動画の投稿本数はそんな多くないですが、ギアの紹介が多くてちょっと新鮮?
- 動画の長さは16:58
- ベッドの上に並べるアットホーム感。
- 最初にチェストリグやプレートキャリアの紹介。ちょっとめずらしいかも
- サムネイルはMAGPUL PTS MASADA AKM。レア物。
次の動画はAirsoft Mikeによる壁掛け動画。エアガンだけでなくギアや速度計のレビューまでやってるおもしろおじさん。
みんなたくさん持ってるけど
ご紹介した動画はどれもヘビーなサバゲーマーの動画ですが、ご覧になった後に何か気づいたのではないでしょうか?
そう、役割が被ってる銃を複数持ってる人が結構多いのです。なので「同じ役割の銃なんて複数要らないでしょ」という割り切りができるのであれば複数買う必要はないのです。あと他人の誘惑にも強いことも大事な条件ですね。私は他人の誘惑に弱いです。
おすすめはメタルラック
今はメタルラックにPCを載せているのでやっていませんが、LevelCap方式のガンラック作成を個人的にはお薦めしたいところです。特に工作スキルや荷重を気にせずエアガンを収納できますし、日本は土地が狭いので縦方向に収納できるこの方式は魅力的。壁掛けも省スペースではありますが、日本は地震が多いので私はちょっと不安を覚えたりします。
現実問題としてエアガンの数を揃えるのは場所も食うしお金もかかります。やろうと思ってもすぐできるものではありません。ですが、エアガンを買ったときの所有欲の満たされっぷりはかなりのものです。レプリカではあるけれど武器を揃える快感というものは少年の心をくすぐるものがあります。
「自分がガンラックを作るならこうしたいな~」と妄想したりするのも、サバイバルではないけどサバゲーの楽しみなんだなぁと気づいたりしたのでした。
おわり
コスタ撃ちdis動画
しりうすです。
サバゲーで使われる銃には色々あります。大雑把な分け方の一例としてAK系、M4系、狙撃銃、ハンドガン、SMG、LMGといった感じでしょうか?*1その中でもAK系・M4系ユーザはサバゲーマーの大多数であるのは周知の事実。それらの「ライフル」を取り扱うにあたって「ライフルの構え方」は永遠の議題だと思います。
サバゲーで取り扱う銃はぶっちゃけオモチャなので実銃のような反動はないため*2照準さえ合っていればそれほど深刻な問題ではないのですが、それでも「安定した撃ち方をするために」or「カッコイイ自分であるために」大事な議題であることには代わりはありません。
コスタ撃ち
クリス・コスタという人物がいます。かつてはアメリカ沿岸警備隊に所属し、現在は実弾射撃訓練教官を行っているサバゲーマーに人気の人物です。MAGPULダイナミクスの社長だったこともあり、MAGPULパーツが好きな方はクリス・コスタも好きなイメージ*3。そんな彼が行う独特の構え方「コスタ撃ち」がこちら。
ハンドガードをまるごと鷲掴みして撃つ方式ですね。それ専用のグリップアタッチメントもあるので、そんなカスタム品を見るとちょっと持たせてもらって真似してみたくもなります。
「コスタ撃ちはクソだからやめろ」
しかしそんなコスタ撃ちを否定している動画がありましたのでご紹介します。コスタ撃ちに対する否定意見をわざわざ動画にしてるのは珍しいなと思ったので。
- サバゲーに使えないこたぁねぇが、サバゲーはMilsim(ミリタリーシミュレーション)なんだからそんなアホみたいな構えはするな
- あれはスポーツ射撃用の構え方だ
- 元Navy SEALsの友人いわく「腕と肩が疲れる上に内蔵を守れない構えだから有り得ない」
- 腕と肩で左側の視界を遮る意味が全くない
実は自分も腕が疲れるのでコスタ撃ちをサバゲーでやったことはないです。まぁ上の動画でも「サバゲーに使えないことはない」とは言っているので自由なんですけど、少なくとも私は必要のない疲れ方をするのは嫌なのでやらない選択をとっています。
ぶっちゃけ内蔵が傷つくゲームではありませんし、エアガンは実銃より軽いです*4のであんまり細かいことを気にしなくても遊べますし、それがサバゲーの良いところなんですけどね。
私はどういう構えが好きなのかと言うと、ハートマン軍曹でおなじみのロナルド・リー・アーメイの構えが好きです。
ハンドガードを逆手で持つスタイル。ひと目で「は?」と言われる色物なんですが、試してみると脇を締めて肘をしっかり身体に押し付けられるし、腕の筋肉ではなく骨格で支えるので結構ラクだったりします。
あまりシリアスになりすぎず、それでいて自分のラクなスタイルを探ってみるのもサバゲーの楽しさなので、始めたての方はそのあたりの動画を探ってみるのも楽しいかも知れません。
おわり
防弾ツールの耐久試験やってみた(仮)
しりうすです。
ドーン
先日の防弾ツールの件でちょっとした試し打ちをやってみたらPET板が割れたので、とりあえず「完全に大丈夫というわけではない」ことは確認できました。
ひとまず行った確認は
この3つめのテストで割れました。再度強調しますが、至近距離ではなく接射で試しました。サバゲーですら滅多にない接射でのテストです。
PET板中央に灰色になっている箇所がわずかに見えますが、そこがセミオートで撃ち込んだところ。自分の指の爪で引っ掻いてみて、かろうじて凹んでいるのが分かる程度でした。
そしてフルオートの試験のときに跳弾を嫌がって布を上に被せて撃ったのですが、そのときに中央ではなく、おそらく強度的に弱めな上側を撃ってしまいました。結果は写真の通り穴が開いていますね。
なお、ガスガンは20発ほどぶち込んでみましたが、凹みひとつ付きませんでした。
フェアな実験ではなかった
今回は何も考えずに「そもそも割れるのかなこれ?」と思って試してみたのでちゃんとした強度試験ではありません。というかPET板1枚ではできる試験に限りがある。大本のPET板にはまだ面積に余裕があるので、同程度のサイズのものを複数枚切り出して再度試験するつもりでいます。
ひとまず現段階で述べられる結論としては以下の通り。
- 初速80前半のセミオート接射でようやくPET板表面が曇る程度の強度。つまり複数枚重ねれば安泰
- フィールドの貸し出し品程度のものなら耐えられると思う
- それ以上の速度で叩き込まれるとちょっとマズいかも
- 割れたのは83m/sの「接射」であることを考慮すると、銃口の前に飛び出したりしない限りは割られることはない(と思う。たぶん。)
こんなところでしょうか。ん~、弾速を弄る系のカスタムってやったことがないので弾速系が家にないのです。こういうときに必要になるんですねぇ。仕事見つけたら買います。取り急ぎこれで。
おわり
サバゲーのゲーム内で撮影するために防弾ツールを作ってみた
しりうすです。
ちょっと前にamazonで安く手に入れたCanon EOS KISS X7iって一眼レフカメラでちょこちょこ撮影したりしてます。
こんなやつですね。結構いいカメラですが使いこなせてる気はしないので回数をこなして慣れていこうと思ってます。
さて。先日、ユニオンベースで行われた某サバゲーにお誘い頂いたのでせっかくだからカメラに防弾を施すことで「サバゲーのゲーム中に持ち込んでも大丈夫なカメラ」を目指し、防弾ツールを作ってみました。
転ばぬ先の杖
サバゲーとは初速90m超のスピードでBB弾が飛び交うゲームです。サバゲーで使う光学機器が被弾して割れるなんて話もよく聞きます。EOTechのレプリカホロサイトは物によって1万しなかったりですが、それでも割れたら悲しい出費。ホロサイトで悲しいのですから、一眼レフカメラのレンズなんて割れたら大泣きするわけです。
「レンズに直撃なんてめったに無いのでは?」という疑問が湧くかも知れませんが、実際にサバゲーをやっていても「少しはみ出ていた靴のつま先」を正確に狙われて1発被弾してヒットなんてことが普通に起こりうる世界です。守っておいて損は無いのです。
何が必要?
カメラの命はなんと言ってもレンズ。本体へのダメージが少ないことに越したことは無いですが、レンズは他のカメラにも流用できますしこれだけはなんとしてもガードしたい。というか本体はプラスチックだけどレンズはガラスなのでBB弾にはおそらく耐えられないので絶対死守。
なので、レンズ部だけガードするものを今回は考えました。
材料
必要な材料はたったの2つ。どちらもホームセンターコーナンで揃えました。
- スポンジ(加工用のでかいやつ)
- 変形ポリエチレンテレフタレート板(PET板・2mm厚)
作り方はとっても簡単でスポンジを四角く、そしてレンズ部を「ねじ込む」ことができる程度の穴を中央に作ります。スポンジがキレイに切れませんでしたが、もげたりはしないのでこれでOK。
次にスポンジに切れ目を入れます。ここにPET板を差し込むだけです。
完成
完成形はこんな感じ。スポンジ四角く切って真ん中くり抜いてPET板適当なサイズにしてぶっ刺してカメラをねじ込んだだけです。
黄色く輝くスポンジがダサい。しかしこの色のスポンジを選んだのにも理由があります。蛍光色にすることで銃ではないことをアピールするためです。
銃の識別のために
海外のサバゲー事情から得た知見なのですが、海外で取り扱われるエアガンには総じてオレンジ色のキャップが先端についています。実銃とひと目で区別するためのものです。
海外では銃の携行が認められている国が多いので、おもちゃであることをしっかりと示さないとトラブルに巻き込まれます。誤射や死亡事故に発展するケースもあります。
日本国内では猟師でもない限りは一般人が銃を所持することは認められていませんから、エアガンの先端に「雰囲気を損ねる蛍光色の何か」が付いていることはありえないのです。
実際に「このツールのおかげで撮影者だと気がついたので誤射されなかった」かどうか…は実はわかりません。なぜなら撮影班用の蛍光オレンジのジャケットを貸してもらえたからですorz
防弾の効果は
さて肝心の効果ですが、フィールドにて1回PET板に被弾し、ノーダメージでした!というか写真はサバゲーを行ったあとの写真です。傷一つ付いていないのがおわかりでしょう。
具体的な強度実験はこれから
実を言うと強度実験はしていませんでした。というのも2mmのPET板って触ってみると分かるんですが結構頑丈です。試しにドリルで穴を開けたりもしましたが「これをプラスチックで貫くのは無理だろう」という手応えがありました。
カメラ映り
PET板は透明度が高いのでカメラ映りにはそんなに影響がなかったと思われます。試しに現地で撮ってきた写真を少し貼ります(防弾ツールをつけた状態で、人の顔の映っていない写真がこれくらいしかなかった)
結局使えるの?どうなの?
少なくとも自分は使えると判断しました。屋外で行うサバゲーって交戦距離が遠いので弾は減速してますし問題はないというのが根拠です。ただ屋内でのサバゲーはエアガンから出たてのBB弾が襲ってくるので、屋内でこのツールを使う場合は事前に強度テストをしておきたいと思います。もしくはPET板を2枚重ねにするかもしれませんね。
最後は現地で榛名さん(ヒガシノフさん: @shinohu_mk12)とのツーショットで。(右下のフンフーンって感じのやつが私です)
おわり