コンピテンシー診断

前回のストレングスファインダー記事を書いてる途中でまた連鎖的に思い出したのだが、ミイダスのコンピテンシー診断とやらも受けていた。診断大好き人間だなこりゃもう。

コンピテンシー診断

https://miidas.jp/competency

この診断でわかるのは

  1. マネジメントの資質
  2. パーソナリティの特徴
  3. 職務適正
  4. 上下関係適正
  5. ストレス要因

以上の5つだ。コンピテンシー(competency)は「能力や資格および適正」を意味する語である。これの形容詞系competentは「有能な/能力がある」でincompetentは「無能/不適任」といった意味になる。

だいぶ縦長の項目なので場所を取らないように診断結果の画像は控えることにするが、各診断に使われる数値(標準点)の出現率の画像は載せておく。1/10だったり10/10であれば正規分布における上側および下側の2%に含まれるとのことだ。

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マネジメント資質 2/10

薄々感じてはいたがマネジメント資質はほぼないようだ…が、特に理由なり説明もないのでやんわり理解ということで。

パーソナリティの特徴

  • ヴァイタリティ 4/10
    • 落ち着きすぎず競争心もなさすぎるわけではない。
  • 人当たり 10/10
    • 相手に対して好印象を与える。過度の防衛心を抱かせず思いやり・節度を持った態度を取って他人の意見を尊重できる
  • チームワーク 9/10
    • チームにうまく溶け込める。人との摩擦を起こさずに物事の処理ができる
  • 創造的思考力 8/10
    • 新しいコンセプトを作り出すことを好む。問題に衝突したとき柔軟に、様々な角度から発想し解決策を案出するのが得意
  • 問題解決力 7/10
    • どちらかと言うとやさしい問題よりは難しい問題に意欲が出る。
  • 状況適応力 10/10
    • 自分がとった行動が客観的に適切か距離を置いて観察できる。多用な仕事への適応力とも言える。
  • プレッシャーへの耐力 3/10
    • ストレス・プレッシャーに敏感に反応しがち。繊細であり、周囲の刺激に対する感度が高い
  • オーガナイズ能力 6/10
    • 計画がたてるのが特別上手いというほどではないが苦手でもない
  • 統率力 7/10
    • メンバーの動きに多少は注意を払ってコミットし、やる気を起こさせることができる。
総合的な評価

他人を傷つける言動や人が嫌がることの無理押しを嫌がる。他人の意見を尊重できる。ストレスやプレッシャーに弱く感受性が高いため他人からの批判に弱いが、感情を表に出しやすいところが親しみやすさを与えうる とのこと。

職務適正

職務への順応が早く進む職の列挙。

  1. クリエイター
    1. テレビ・映像 10/10
    2. インテリアクリエイティブ 10/10
    3. ゲームプログラマ 9/10
    4. コピーライター・写真家 9/10
    5. 出版・印刷関連業務 9/10
  2. 企画職
    1. (経営・事業・営業)企画 9/10
    2. 広告・販促・Webマーケティング 8/10
  3. エグゼクティブ
    1. 取締役・執行役員・事業部長 8/10
  4. 流通専門職
    1. スタッフトレーナー 9/10
    2. VMD 9/10

上下関係性

これは上司および部下のタイプを比較することで意味のあるもので、どのタイプの部下上司ならば相性が良いかを示す。もっとも、上司部下を選べるかは運だから診断結果を活かせるかと言われると疑問ではある。

上司として
  • 参加要求型 9/10
  • 話し合い型 10/10
  • 交渉取引型 10/10

総合して「協調協力型・情報提供型・率直直言型」の3タイプの部下と相性が良いようだ。

部下として
  • 素直従順型 8/10
  • 協調協力型 10/10
  • 情報提供型 10/10

総合して「指示指導型・協調協力型・情報提供型」の3タイプの上司と相性が良いようだ。

ストレス要因
  • 変化と混沌 1/10
    • 全くストレスに感じないと言ってよい。
  • 突発への対処 6/10
  • ハードスケジュール 10/10
    • 強いプレッシャーに置かれ、厳しい時間制限の中での仕事が大きなストレス
  • 戦略欠如 6/10
  • 上下関係の厳しさ 6/10
  • 評価されない 6/10
  • 自主的にできない 7/10
  • 意思決定に参画できない 9/10
    • 物事の決定で参加を求められないことが強いストレス。
  • ぬるま湯体質 5/10
  • 高度な分析力 2/10
    • 知的な作業は苦ではない。
  • 知的要素の不足 9/10
    • 知的好奇心が満たされないものはストレス
  • 創造的機会の欠如 8/10
    • クリエイティブの発揮できる機会に恵まれないことはストレス
  • ルーチンワーク 9/10
  • 難しい局面での決断 10/10
    • 必ず批判を浴びるような決断を強要される場面は強いストレス
  • 営業・交渉行為 3/10
  • 意見交換・調整 3/10
  • 人間関係の葛藤 6/10
  • あたたかさの欠如 9/10
    • ビジネスライクな付き合いがストレス
  • 矢面に立つ 10/10
    • 相手にとって好ましくない情報を伝えること、人の嫌がることを実行するのがストレス
  • チームワーク 1/10
    • チームワークはストレスではない
  • 孤独な業務 9/10
    • 一人で働くことを強いられる仕事に向かない。

実に興味深い。この診断結果が興味深いのではなく、ここ連日投稿している他の性格診断で得られた結果とだいぶ結果が似通っている。知的好奇心を満たすものであってほしいとか、クリエイティブであってほしい、ルーチンワークや孤独な作業はダメといった内容はまさに何度も出てきた結果だ。

ストレングスファインダー

前の記事で胡散臭いだの何だの言われるMBTIの診断結果について色々分析…というか実質メモ代わりのようなものを書いた。その途中で、自分が以前ストレングスファインダーを受けたことを思い出した。「お前本当に診断のたぐいが好きだな」と言われると否定はできない。基本的に私は自己肯定感が低い人間で、自分の弱みを見つけるほうの客観視ばかり働いているため自分の価値や強みを見つけるという文脈になるとこういった第三者の意見に頼ってしまうことが多い。そんな第三者の意見の中で信頼の度合いについてはストレングスファインダーにはお金を払っただけ高めの期待をしており(期待はずれだったときに文句を言える権利があるという後ろ盾とも言う)、MBTIはまぁそこそこ?とは言えMBTIに関わる熱意のこもってそうな長い記事を2つも書いたので説得力がないと言われれば返す言葉もない。

ひとまずは、ふと思い出した他の診断について話を進めよう。

ストレングスファインダーの結果

まずは診断結果として出てくる画像を貼る。

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ストレングスファインダーの結果

未受験の人にこの診断結果の説明をすると、34個ある四角に何やらワードと数字が書いてあるが、それらが人間の持っている資質とその優先順位である。自分の場合は青の「個別化」に1、「包含」に2、「未来志向」に3とあるのでそれらが上位3つの資質である…といったふうに読む。

お試し的なプランでは上位の5つが公開され、5/34と言えども強みがわかる仕組みになっている。追加でお金を払うと、34種類ある資質の全ての順列が判明することで強み以外に弱みもわかるという寸法だ。

画像を見てお分かりの通り、自分はその追加のお金を払ったクチである。当時所属していた会社でストレングスファインダーがちょっとしたブームだったことがあり、互いの診断結果を見せあってキャッキャするという女子中学生…いや小学生か?とにかくそんなノリがあったのだ。思い返すと痛々しいが、診断結果には納得しているので無駄な買い物では無かったと確信している。

上位5個を詳細に書き連ねることにする。

#1 個別化
  • 生まれながらにして、日頃からメンバーが協力しあうための新しい方法を見つける手助けをしている。個人の才能・スキル・知識・動機および個性を特定できる。各々のユニークな考え方、仕事の仕方、学び方を見極めることが出来る。
  • 人々が目標を達成するためにはどのようなことでもやるべきと考えていて、人々をそのように駆り立て、導き、時にはそうあるように要求する。自分が前に立って権力を行使するとき、その道において卓越するように後押しする
  • 多くの人の役に立つことに喜びを感じる。自分と一緒にいることを心地よく思って欲しい、より長く一緒に過ごしたいと思って欲しい。
  • 新入りと仲良くなることを好むので、積極的に自己紹介から入る。普段から初対面の人とは盛り上がるような質問をする
  • 常に状況の「経緯」および「理由」を調べる。原因と結果の関係を結びつけて物事の起因を理解し、論理的に結論を引き出すことで知識の基盤を広げている。
  • ☆一人ひとりの個性を見つけて尊重し、全員を一緒くたには扱わない。それぞれの個性を知って最適な状態を引き出す方法も知っているので成功につながる。
#2 包含
  • 自分は切羽詰まってからのほうが仕事が捗る。結果の質・量の向上のために改善や変更を行いたいと考える
  • 様々なタイプの人と円満に過ごせる。外部の人と協力する機会を求めていて、新入りを喜んで迎え入れる。気軽な会話や真剣な議論に引き込まれるし、見知らぬ人との会話でエネルギーを得る。
  • 他の人がグループに馴染めるように手助けができたり、誰とでも良好な関係を構築できる。具体的には他人の良き資質に気が付く。ある人についてのポジティブなコメントを聞くことで、他の人はその人を迎え入れたい気持ちになる。
  • 一人での作業よりも誰かと協力して物事を成し遂げることを好む。それを理由に様々な個性を人生に受け入れる。
  • 出会った人全てに何らかの良い点を見出すことができ、そのオープンな態度で周囲から好感を持たれる。
  • ☆取り残されている人に気づくと自然に誘い込んで迎え入れる。別け隔てなく人々を受け入れる能力がある。
#3 未来志向
  • 自然と、物事や計画の修理や改善ができないか考えるようになっている。今後数ヶ月から数十年に達成できることがあれこれと浮かんでくる。それに対して今現在のことにはあまり興味は持っていない
  • 特定の種類のアイデアがすぐに出てくる。事実や出来事、人々・問題・解決策の相関関係を描く。様々な検討案を提示することもある。斬新な考えを持っているので同僚との継続的な対話に役立つ
  • 数ヶ月~数十年で改善できることを繰り返し想像し、より完璧を目指すべきものを心に描く。環境なり自分自身のことなり、システムや仕事など様々なものがそれに含まれる。
  • 持ち前の資質で大半の人間よりも、幅広い個性の人間を自分の人生に受け入れることができる。そういった人間に対する興味によって将来行うべきことを見出すことができる。
  • 自分の人生には生まれながらに深い意味があると感じている。将来に自分の能力を生かして達成することを鮮明に想像ができる。将来の夢が心の中ではっきりしており、実現することを意識し努力できる。
  • ☆ビジョン持ち。見通す力・未来を詳細に思い描く能力で願望を実現させ、他人を触発する力がある
#4 コミュニケーション「言葉・表現で他人を引きつけられる」
  • 他の人に話してもらえる人になりたいと思っている。外部の人や新入りが何も話していないとき、気軽に会話に入れるような方法を見つける
  • 壮大な夢を描く人と未来について話をすると対話が続く。言いたいことを明確にするためになにか事例を出すこともある。先を見据えた人に質問をし説明を求めることで、その想像に磨きをかけさせる。
  • 自分の話やプレゼン、講演で聞き手を魅了できる。日頃から自分の考え・感情・経験を話す機会を欲しがっている
  • 言語を操ることに難がない。自分の考えを言葉にすることに困ることがない。自分の見識を共有する機会を楽しめる。同僚がアイデアを提案するときや解決策を求めているとき、問題の討議時に積極的に会話に参加できる
  • 人の物事の完全性、完成度、卓越性を高めるための方法について話すことに快適さを覚える。
  • ☆言葉・表現で他人の注意を惹きつけることに長けている。自分・他人の考えや感じたことをぴったりの言葉で表現できるため、重要なメッセージの強調や有意義な関係構築に役立てられる。
#5 回復志向
  • 自分のことを優れたトレーナーないしは優れた指導者であると考えている。指導対象の知識やスキルを高めるための、新しくより良い方法を自然に探している。年齢を問わず、生徒が自分自身の弱点を乗り越えて欠点を克服することを支援する。
  • 変更や訂正を行うことで自分を高める方法を模索している
  • 日頃から自分のミスについて研究しており、将来の成功のためにやり方を変えなければいけない事柄を理解したいと思っている
  • おそらく、助言や提案によって人を導くことができる(おそらくって…)。知識やスキルの強化、改善、拡大を図れる領域についてアドバイスができる。足りてない部分の指摘を好み、その不足の解消・根絶ができるように触りの人をサポートしている。この修正を自分にも用いているはず。
  • 生まれながらに物事を改善する方法について意見交換を行う会議なりセミナーに参加している。話し好きなので自分の行った改善について人に話したがり、効率向上のメソッドを強調するだろう。
  • ☆問題の解決が大好きで、状況の分析することで潜在的な短所を見極め、必要に応じて修正ができる。困難・危機のときには頼りになる。

…といった診断結果である。一応#6~10も注目すると良いとのことなので列挙だけすると

  • #6 社交性「人を惹きつけ味方に付ける能力」
  • #7 戦略性「頭の中で様々なシナリオを描いて素早く選択の決定ができる」
  • #8 親密性「1対1の親密な人間関係を構築する」
  • #9 学習欲「学ぶことが好きで最良の、最新の学習方法を知っている」
  • #10 ポジティブ「持ち前のエネルギーと熱意が人の間で伝播する。楽観的」

という結果だ。あくまで上位5つが主題であり、その次に6-10位の資質に注目するというものだ。

一方で下位の5つ、いわゆる弱みは

  • #30 公平性「あらゆる人を平等に扱う」
    • #1の個別化と対をなすものであるため納得
  • #31 指令性「存在感があり、状況の主導権を握って判断を下す」
    • コミュニケーションは好きだが指示という形では人を動かそうと思わないので納得
  • #32 収集心「好奇心を元に物質・情報を収集し、整理している」
    • 情報収集はするが、飽きっぽくモノに対する執着はないので納得
  • #33 達成欲「スタミナがあり、旺盛に仕事に取り組む。忙しいこと、生産的であることに満足感を覚える」
    • 興味が失せると継続できない(生産的でなくなる)ので納得
  • #34 活発性「アイデアを実行に移せる」
    • イデアのまま終わることは多いので納得

である。

「適職」という観点で見る

先日のIndeedの記事でMBTIから適職を探すというものがあったため、ストレングスファインダーでも同様のことができるか試してみる。

  • 個別化
    • 個々人を重視することから…
    • 人との関わりを楽しむので…
      • ソロ活動は不向き?
      • 人を引き込む役割も向いている
  • 包含
    • 今まで関わったことのない人とすぐ馴染めるので…
      • 新規顧客を対象に良好な関係を築ける? 
      • 営業、勧誘
    • 他の人がグループに入っても潤滑剤になれるので…
      • 自組織と他組織・他個人の間に立つ役割ができる
      • 人事・PRとか?
  • 未来志向
    • イデアがあふれるので…
      • 起業(実行力はまた話が別だが)
      • 新規企画のたぐい
    • 他人を触発できるので…
      • 支援する企画
      • 一種の執筆業(webライター?)
  • コミュニケーション
    • 話を継続させる力があるので
      • インタビュワー、司会業
    • プレゼンテーションの能力があるので
      • 営業、講師
    • 言語能力があるので
      • 執筆業、PR
  • 回復志向
    • トラブル解決の欲望があるので…
    • 不足していることを補助したい欲望があるので…
      • インストラクターや教師、医療、看護など

ここまで列挙して気づいたのだが、不思議とENFPで適職と診断されたことに近い職種が散見される。しかし、それでも適職を絞りづらい程度に散ってるなァ…。

MBTI: ENFPとは結局何であるかを(略)part2

先日の記事をまとめてからも色々なwebサイトを巡っていたが、いろいろな解釈が出てくるものだ。

引き続き自分用のメモということでそれを書き並べていく次第である。

MBTIをキャリアアップに用いる例

マイヤーズ・ブリッグス性格タイプでキャリアアップを図る | Indeed (インディード)

なるほど、性格上何が向いているか否かをキャリアアップに活かそうというものだ。

一つの仕事を長続きさせれば基本的に技量は向上していくものであるから「仕事ができる・できない」を問うことはできないが、性格的な向き不向きというのはある程度絞り込むことはできるのだろう。

ここではENFPは以下の通りに書かれている。

11. 広報運動家型 (ENFP)

外向型 (Extraverted)、直観型 (Intuitive)、感情型 (Feeling)、知覚型 (Perceiving)

広報運動家型 (ENFP)は、多くの職場で力を発揮するタイプです。革新的で影響力があり、リスクを取ることを恐れません。広報運動家型は全人口の約7%を占め、男性よりも女性にこのタイプが多い傾向があります。個人やグループが力を発揮する方法を見抜くことができ、組織の中で自然にリーダー的存在となります。わくわくする気持ちを大切にし、曖昧で実験的な試みから学ぶことも楽しめます。自分や周りの人々がキャリアで最大の可能性を発揮できるよう求めます。

多くの職場で力を発揮できるとのことだが、それは仕事の内容や職場にいる人間次第だと思うのでなんとも言えない。だいぶ「大きい」言葉を使っている印象。

上記のページのリンクからは飛べないが、他にENFPに向いている仕事にフォーカスしたページがあったので貼る。

広報運動家型 (ENFP) におすすめの職業 | Indeed (インディード)

 

途中で

全人口の約8% を占め、男性よりも女性に多く見られます。

と記載があり、上記の約7%と記載が違うが大丈夫か?という気持ちになったのが正直なところではあるが…ともかく。

  • 個人やグループが力を発揮する方法を見抜ける
    • それにより自然にリーダー的存在になれる(?)
  • 自分および周りの人々が最大限に価値を発揮できるよう望んでいる
  • 友好的で率直的に発言する
  • わくわくする気持ちを大切にし、曖昧で実験的な試みから学べる
  • カジュアルな職場環境に惹かれる
  • 細かいことを気にしないために公務員、企業の仕事を避ける傾向
  • 金銭面よりは情熱的な目標を動機にする

とある(次の文の展開に合わせて項目の順序を少し入れ替えた)。

まず1~3項目を見るにグループとしての成長が必要なときに適材であることがわかる。グループメンバーがそもそも成長を求めていることが大前提だが(成長に興味がない人というのも世の中にはいる)彼らの力の発揮のさせ方がわかっており、その価値を伸ばして欲しいと願っていることは一種の指導役や管理役として望ましい素質だろう。「リーダーは友好的であるよりも命令的であってほしい」とする社風も世の中にはあるが、人員の力量を伸ばす意思がある人材というのは無気力な人よりはずっとありがたい存在ではないだろうか。

一方で後半の4-7項目が前半の項目に一種の「制約」というか「絞り」をかけているものである。というのも「好奇心を大切にする」「カジュアルであることを望む」「細かいことは気にしない」「金銭より情熱」は質実剛健の対義語のようなもの。公務員はまさに公にサービスを提供するために奇をてらったようなことは求められていないわけで、自分も小さころからそういったカタい仕事には興味は無かったため不適正なのは個人的に見解の一致するところである。

Indeedの主張するENFP向けの職業

特に出典はないようだが、「研究によると」クリエイティブおよび意義を追求する職業に適性があるとのことだ。就職・転職界隈ではクリエイティブという単語に若干の誤解があるようだが(主にIT方面。プログラミングするものであれば何でもクリエイティブだと思っている節があるのではないか?幸いIndeedはこういった解釈はしてないようだ)、いわゆる「表現系」なものであるようだ。また後者の「意義を追求」というのも社会を意識したものであるから教師やケースワーカー、医療方面であるとのことだ。

表現系
  • 俳優、コメディアン
  • 楽家
  • ライター・コピーライター・脚本家
  • レポーターおよびニュースキャスター
  • グラフィックデザイナー・webデザイナー
  • 写真家
  • PR担当
社会的な意義を追求するもの
外向的な特性から得意とみなされるもの

「広報運動家型(ENFP)は外向的なため人脈づくりや説得が得意です」とのことで以下の仕事にも適正があるという。

  • プロダクトマネージャー
  • 起業家
  • アカウントマネージャー
  • セールスマネージャー
  • 不動産仲介
  • カスタマーサポート担当
  • 販売員

確かに上記の職には外向的特性が必要であるが、ENFPに適職かと言われると微妙なところだと思われる。特に、○○マネージャーはマネジメントをするからそう呼ばれるのであり、果たして管理する仕事はENFPに適しているだろうか?

避けたほうがいい職業

上記の適職と併せて、「避けたほうがいい職業」という一覧がある。

  • 機械工学
  • 化学工学
  • 土木工学
  • 銀行業
  • 金融
  • コンピューターサイエンス
  • 実験科学

上記は「一人で過ごす時間が多く、細かい作業に没頭する必要があるため消耗が激しい」という理由で並べられているものだ。「○○工学」は職業と呼べないはずだが、要はその専門性を持って黙々と課題解決に取り組む技術者・専門家が向いていないという話であろう。彼らだって仕事の上でコミュニケーションをすることは当然あるだろうが、コミュニケーション自体が仕事ではないからENFPにとっては消耗する内容であると。

得意・苦手な状況

今までは「得意な仕事」という観点であったが、このページは状況の得手不得手を述べることで締めている。

得意な状況
  • パフォーマンス・プレゼンの準備ができている状態
  • 長期的な計画をクリエイティブに考える(?)
  • チーム育成の活動に参加することや同僚との交流、顧客と会うことを楽しめる
苦手な状況
  • 孤独で刺激が感じられない状況
  • 長時間において細かい作業を求められる状況
  • 完成した仕事をやり直さなければならない状況

まとめて考えてみる

興味が向いている(好奇心がある・情熱がある)うちは大抵の仕事も問題ないという期間限定バフがあった上で、それが切れたあとも続く仕事を選ぶと良いということだろう。

基本的な欲求としてアート系というクリエイティブか、人と接する(会話が発生する)仕事が適正であると言えそうだ。

状況的の観点で考えるとクリエイティブは「苦手な状況」が往々にして発生しうるものであるので(特に作家のたぐいは孤独)、アート系ならなんでも良いやというわけでもない。

当然ながら「嫌なことを全て避けられる理想的な仕事」なんてものは存在しないので折り合いを付ける必要はあるが、発端の性格診断そのものが理想的かと言うと怪しい代物なので「どうやらMBTIではそういう適正になっているらしい しらんけど」程度に捉えておくのが安全ということだろう。

MBTI: ENFPとは結局何であるかを複数のサイトを巡って見つける

定期的に「当てはまる漫画・アニメキャラは?」という形で消費されるMBTI診断。かつて16personalitiesでMBTI診断を行った結果出てきたENFPって何だったか定期的に忘れてしまうので色々調べてまとめることにした。

単純に自分の調べた順番に書きなぐっているだけなので、誰かの参考になるとも思えないが一応公開しておくことにする。

そもそもMBTIとは何なのか、よくわからん4文字の意味は?

MBTIはその人間の性格を4文字で示すことができる診断で、ISTJとかENTJとか合計16種類ある。ENFPはそのうちの1つだ。とは言え巷でよく見かける血液型診断のような「血液型なんて変えられないし生まれもった性質じゃどうしようもねぇじゃん」といったものではなく、「こういう行動を好む傾向にある」ことを明確にするもので、直近の出来事に影響されることで多少の変化が生じることも往々にしてある(例えば最近詐欺にあったせいで人に優しくできなくなったことで診断結果が変わるなど)。

厳密には各16種類の中でもAssertive(自信に満ちた)を示す"-A"とTurbulent(荒れ狂った)を示す"-T"をつけた2分類に分けることもでき、MBTIの診断結果は細かく見るなら32種類存在することになる。

その2分類は置いておくとして、例えばENFPはそれぞれ

E: Extraverted(外向型)

N: Intuitive(直感型)*1

F: Feeling(感情型)

P: Perceiving(知覚型)

であることを示すという。

 

1文字目は元気(活力とかエネルギーとか色々と訳のしようはある)の源を示し、EかIの2種類の結果が出る。これがE: Extraversion*2であれば外向的すなわち「他者とのコミュニケーションといった外界と接することで力を得る」タイプで、I: Introversionならば内向的「頭の中で色々考えることが好き、一人でいるのが好き」なタイプである。

2文字目は物事の学び方で、結果はSかNの2種類。S: Sensingつまり感覚的ならば「物事を一つ一つ、一歩一歩処理して情報を処理していく。人間の五感で感じられることに集中する」。一方のN: iNtuition、直感的ならば「一般的に大きなイメージやテーマを目視して、直感的に物事のつながりを学習する」タイプである。

3文字目は判断の仕方を示すもので、TかFの2種類。T: Thinkingは思考型で「判断で得られるメリット・デメリットを天秤にかけ、論理的に判断を下せる」タイプであるいっぽう、F: Feelingは感情的。つまり「その判断に関わる人の感情を元に判断を下せる」タイプである。注意しておきたいのはMBTIはあくまで「そのケが強いよね」というのが分かるものであるから、ここが論理的だからと言って他人の感情を理解できないサイコパスと診断するものではないし、ここが感情的だからと言って人の顔の色ばかり伺って実質的な判断ができない無能という極端な結果を出すものでもない。

最後の4文字目はどのように生活を組み立てるか・整えて生きるかを示すもの。J: Judging判断型とP: Perceiving知覚型の2種類があり、Jは「リストを作ったり計画を立てて物事を進められる人」である。物事を進行するにあたって、一種の「構造」を作るのを好む。Pは「生活に柔軟性を求めるタイプで、新しい機会に対していつでもオープン(準備できている状態でいたい)であり臨機応変に生きたい」タイプである。

これらの2種x4性質によって2^4=16通りの診断結果が生まれるのだ。

*3

MBTIの性格診断としての妥当性

調べるきっかけになったのは冒頭の通り「定期的に出てくるアレの自分の診断結果って結局なんだったっけ」程度のものなので妥当性については深く考えないが、MBTIそのものには割と批判意見は多いことは記しておく。

とは言え先述の血液型診断やら「○月生まれは△△な性格~」と言った「骨髄移植するとか死ぬまで結果は変わらないってか?ああ?」なものに比べれば、質問に対する回答を何かしら体系立てた上で分類をしようとしているし(回答が変われば結果も変わるという希望がある、そして人間の性格が一生を通じて変わらないなんてことはないだろう)、特にこれ以上ツッコミを差し込むことはしないでおく。妥当性を問うならトピック違いだ。

4種の結果から見られるENFP

さて話をENFPという1性質に戻すが、上記の診断基準からするとENFPは「他人とのコミュニケーションで元気を得る、直感的な把握能力があり、感情で物事を判断する、柔軟に生きたい人間」ということになる。

強みと弱みの比較

16personalitiesによる強み

  • Curious(好奇心を持っている):ほぼ万物の事象に対して興味を持って惹かれることができる。想像力がありオープンマインドであり、コンフォートゾーン(安心して居座れる領域)から踏み出して新しいアイデア・経験・冒険を求めることに恐れがない
  • Perceptive(感覚的):「取るに足らない人」という概念がなく、たった一人の感情の変化にも機敏に気づく。気を配る能力、思いやりの能力をフルに活用できる
  • Enthusiastic(情熱的):何かをその想像力でキャッチすると他の人にもその事象について話したくなって仕方が無くなる。語るだけでなく他人のアイデアや意見も前向きに聞きたがる姿勢を持つ。
  • Excellent Communicators(優れたコミュニケーター):伝えたいことが山程あるが、聞き上手でもある。これによって、社交的でなかったりイヤな感じの人とさえもポジティブに楽しんで会話ができる
  • Festive(陽気者):ENFPは深く意味のある会話を求めることもあるが、自発的または快活的でもある。この特性は今この瞬間に楽しさや喜びを見出す方法を知っている
  • Good-Natured(親切): 上記の性質が合わさることで温かな心を持った接しやすい、利他的で親切な性質を形成している。誰に対しても円滑な関係でいられるように努める傾向があり、知り合い・友達の幅は広い。

16personalitiesによる弱み

  • People-pleasing(人を喜ばせる、顔色を伺う):ENFPの大半は嫌われることについて快く思わない。平和を保つために自分自身に害のある選択を取ることもある。誰かを持ち上げることに失敗したとき、どうやって解決するか考えて夜も眠れないことがある。
  • Unfocused(集中していない): 新しい計画(特に、他者と関わって取り組むもの)はENFPの真価を発揮するところである。だがこの特性は「変化し続ける興味」であることが知られており、その興味を長期に渡って保ち続けることが困難であることに気づくかも知れない
  • Disorganized(散漫としている):ENFPの情熱は凄まじいもの(legendary)であるが、万能というものでもない。つまらないものや現実的なもの、例えば家事やメンテナンスの仕事、ペーパーワークを避ける傾向にある。こういった注意力散漫な特性の結果、人生のストレスの最たるものとなることがある
  • Overly Accommodating(過度に親切): ENFPは他人を持ち上げることが天命だと思っており、助けを求められたらいつだって手を出し述べる。しかし自分で限度を設定しないとエネルギッシュなENFPは「やりすぎて」しまい、自分の人生に向ける時間やエネルギーが残らなくなってしまう
  • Overly Optimistic(過度に楽観的): 楽観視できることはENFPの強みではある。だがそれは善意で騙されやすい判断力を持っているとも言える。この特性はENFPにとって「辛いが、必要な選択」を取ることを困難にさせるものであり、それを他者と共有することも渋る。
  • Restless(休めない): ポジティブで前向きな態度を心がけるため、ENFPは周りからすると機嫌を悪くしていたり不満足であるように見えない。しかし内なる理想が「人生はもっと良くできるはず」だと攻め立てる。それが仕事場であろうと家であろうと、人間関係であろうと。

personalitypage.comによる強み

「これらの強みに乗じて、より鍛えて行くとよい」とされるもの
  • 人間の様子や状況に対して異常に知覚的である。他人の本心・意図が何であるかを素早く正確に見極めることができる
  • 人々をそれぞれ個別のものとして受け入れ、評価できる平等主義社である。人間はそれぞれ己のありのままであるべきだと信じ、大半の人を受け入れられる。
  • 思慮深く知的であり、物事を結びつける力に優れていることもある。外界に対しての「つながり」を見つけ出す性質があるため、他のタイプよりもたやすく物事を統合して考えられる。
  • ENFPの持つ世界に対する興味によって、社会的に何が許容されるか・許容されないか同調できる。この性質により有名に、親切にもなれる
  • 非常に創造的である。芸術方面に活かすことのできる能力でもあり、新しいアイデアを生み出すものでもある。
「内向的な感覚を発達させて、あらゆる事象を判断できるようになったENFPは以下の能力を思う存分発揮できる」とされるもの
  • 開始したプロジェクトを完遂できる能力を持つ
  • 騙されにくく、影響されにくく、そして「問答無用で受け入れる」のではなく良し悪しの判断が明確にできるようになる。
  • より高い芸術性を身につけられる
  • 作業により深く集中できるようになる。思考・情報処理能力が強化されることで様々なレベルに対応できるようになる
  • 新しく人と出会いたい・新しい経験を詰みたいという気持ちと、理解したことをなにかの役に立てることのバランスを取ることができる
  • 人生の目的に意味を見出すことができる

personalitypage.comによる弱み

  • おめでたい人である:策略家、詐欺師に弱い
  • 自身の理解を深めたい気持ちが強く、物事を判断したくないがために自分を危険な状況に陥れることがある
  • 批評家や管理したがりの人に対して激しい怒りを持つが、その怒りを表現することができない。従ってその怒りを溜め込み自身に破滅をもたらす
  • 自身の問題を他者に押し付け、論理や合理性で自己防衛をすることがある
  • 自身に攻撃的な人に対して、極めて強い否定的な判断を募らせることがある
  • 薬物やアルコールなどに手を出して意思の伴わない感覚を求めることがある
  • 打ち込む能力がないのに関係から関係へと点々とする
  • 計画を初めても完遂できない
  • 仕事を長く続けられない

強み・弱みの総括

1サイトの項目の分量が分量なので今のところは2つぶんに留めておくが、強弱においてまとめると以下の通りになるだろうか。

強み
弱み

人当たりが良いことと事なかれ主義であることは、履歴書によくある「良くも悪くも言える性質」なので別段努力して修正するようなものではないとして、度を過ぎた利他主義が自分に対して害になることがどちらのwebサイトにも記述のある内容だ。

また集中力・興味についても実に白身魚的で、長続きさせるのが難しい・ルーチンワークの耐性の無さと来ている。

非常に残念なことに上記の2つの弱みはまさに今も抱えている問題であったりする。加えて、16personalitiesのほうに記載のある「休まらない」性質が、自分自身に振り返る余裕を持たせないという実感がある。

弱みをどのように克服できるのか

personalitypage.comには「問題点の解説」および「解決法」の記載がある。前者はこうだ

前述の問題点と言える特性はENFPによくあるもので、「あらゆる物事をいかなるコストを支払ってでも体験したい」という欲望に起因するものである。もし物事や人間を判断(識別)する方法を知らないままでいれば、ENFPは判断に迫られるたびに探究心を正当化するためにペタンペタンとOKスタンプを押すだけの機械として内向的感情を使うようになってしまう。これはENFPにとっては自然と身についている生存術である。ENFPを主に動かすのは外向的直感であり、「1枚の絵として世界を理解し、あらゆるものに繋がりや意味を見出そうとしている」性質である。もし、この「理解を探求する」心が脅かされるとENFPは防衛壁を作り出してしまう。壁を作り出すこと自体は自然な本能だが、これを日常的に行ってしまうとあらゆる事象に客観的判断ができなくなってしまう。もしバランスのとれなくなったENFPが判断を下すと、自分の主観的な意図を支持するように歪んでしまう。失礼な行動を取ったときに常に言い訳を、正当性を探し回ることになってしまう。始めたことを終えることもなく、あれやこれやと人生の居場所を点々とするだけになってしまうだろう。

ENFPにとって、人間の本質や状況を完全に見極めるまで判断を保留すること自体はよくあることだ。しかし「物事の理解」というのはその質を判断することもまた含まれている。もしENFPが最後に至るまでずっと判断を保留し続けているようだと、結局の所完全な理解に至ることはなく、目的もなくある体験から別の体験へとさまようだけなのだ。

怒りは誰にとっても問題になり得るものだが、内向的感情の鍛錬不足なENFPにとっては特に大きな問題になり得る。何もかもの判断を保留する性質と、内向的感情を正当性の理由に使う習慣が組み合わされると怒りは抑圧される。しかし怒りを抑圧するのは矛盾に満ちた事象である。「俺をそう決めつけるなんて、お前のことは嫌いだ」というのは皮肉めいた感情だが、不幸なことによくあるものだ。判断を下せないこと、または否定的な判断を受け入れてしまう性質によりENFPは怒りを表に出せず、その怒りが否定的な判断として現れることになる。そういったわけでENFPは怒りを対処できずに怒りで歪んでしまうのだ。

解決法

個人として成長するために、ENFPは全ての知覚に対して判断を下せるよう集中できるようになる必要がある。つまりENFPは感情を曖昧なものとして放置するのではなく、「人間や場所、モノについて心からどう思っているか」を断定しなければならない。性質を断定することは万物の理解力に何ら影響を及ぼさず、むしろ強化するものである。そうした強化が人生を成功させるために人格を変えていくことにもなると理解するべきなのだ。

成長に不安を抱えているENFPは、判断を下すためのモチベーションについて注意を払うようになる。本当に物事の価値や利点を見出そうとしているのか?それとも個人の権利が侵害されないように守ろうとしているのか?物事を判断するときのゴールは「人生経験で意見を曇らせない」ことである。当然ながらこれを完璧にこなせるわけもないが、常に念頭に置いて訓練を続けるためのものだ。何かに恐れることなく、開けた心で物事を判断し、自己正当化のために使わないようにしたほうが良いのだ。

具体的には「なぁなぁで保留する習慣があるから痛い目を見る。頭の中で判断を下せ」ということだ。いつからか、意見が噛み合わなそうな人と会っても「ま、そういう人もいるんじゃねーの?」と軽く流してどういう人なのかを判断してこない癖がついていた。特に他人を評価することは一種の結論を付ける行為であり、相手の期待する評価との齟齬によって生じる不和を自分は避けていた。結論を急ぎすぎないと言えば聞こえはいいが、やっていることは先延ばしと変わりがないという自覚はある。欠点の一つであった「必要な辛い判断ができない」を解消するためにも、習慣づけなければいけないのであろう。

ENFPとして幸せに生きるには

上記の項目から見て取れるように、ENFPは社会に適合するのに居心地の悪さを感じる。独立した直感力そして何かを達成したと言い切れるまで物事に執着できないことから他者との隔たりを感じるからだ。「自分が溶け込めると思えないし、溶け込めそうな場所が世界のどこにも見当たらない」と考えている。日頃から判断を行って来たENFPはアイデアを現実のものに移すことができ、効果的であることに伴う達成感・成功感を得ることができる。

ENFPの成長の鍵となるのは内向的感情を有効に行うことだ。この意味を理解しなおかつ、これを実生活に取り入れることはほとんどのENFPにとって難しいであろう。内向的感情を効果的に活用できるための道標となる、行動に則った提案をいくつか用意した。具体的には:

  • 怒りが募ったりあなたに批判的な人に対して抵抗を感じているとき、これは効果的に判断ができていない合図として捉えよ。合図が出たときはひとまず怒りから離れることにして、その人物が具体的に何を言おうとしているのか聞き取ることに注力しよう。その人がどのように悪いのかを決めつけるのに精神力を使うのではなく、実際に何を言おうとしているのか。自分の感情を無視して判断してみよう。
  • 周期的にゴールと達成したことのリストを作ろう。振り返りをすることで方向感覚の調整をしよう
  • 自分自身の抱える問題について、一人で考える時間を定期的に設けよう

匿名掲示板のレスバを眺めるのが染み付いていると1個目が非常に難しいと痛感する。2個目はリストの類を作る習慣がないので、どうにかしてそれを自分に強制させないといけないと思う。3個目も常にネットを見てるような生活なので、あまり一人でいる感覚はない。

  1. 自分の強みを飢えさせるな
    1. 新しい経験を、世界に対する興味のために提供し続けよう
  2. 弱さに向き合え
    1. ある特性は強みであり、またある特性は弱みであることを受け入れよう。弱みを理解することでそれを乗り越え、君にたいする影響は小さくなる
  3. 感情を表に出そう
    1. 怒りは溜め込んではいけない。激しい感情があるなら、それを並べて表現してやるべきだ。さもないと破滅を招く
  4. 判断を下せ
    1. 意見を持つことを恐れてはならない。効果的であるためには自分の感情を知らなければならない
  5. 批判にも笑顔で
    1. 反対意見や不和は成長のチャンス。反対意見に対して極端な防御態勢は取らないようにしよう、耳を傾けて客観的に判断しよう
  6. 他人を意識しよう
    1. MBTIでは君の他に15種類も人間のタイプがいて、彼らは違う考え方をする。君が抱える他人に対する問題は、彼らの視点で見れば容易く理解できるものだ
  7. 自分を意識しよう
    1. 他人のことを気にかけるあまり自分を出し惜しみしないように。自分自身が大事な焦点だ。自分の欲しい物を満たせない人間が効果的で有り続けられるわけがないし、他人も君を信じられない。
  8. 自分自身に責任を持とう
    1. 他人の振る舞いを指摘するのに精神力を使ってはならないし、自分が被害者だと決めるのに使うのもだめだ。自分の人生を自分で舵取りしなければ
  9. 何事もベストを期待しよう
    1. 最悪を想定して悲嘆に暮れるのはやめよう。前向きな姿勢が前向きな状況を作る
  10. 疑いがあるなら質問をしよう

    1. フィードバックをもらえないことは否定的なフィードバックとは限らない。何かしらフィードバックが欲しいのに何もないときは、尋ねてみるべきだ。

ことごとくが自分に足りないと思っていたことで、正直言ってたじろいでいる。性格診断の一つに過ぎないMBTIを信用するかどうかはともかく、この10項目自体は「足りていないとわかっていても、やらなかったこと」なのでどうにかしてこれをこなす習慣を身に着けたいものだ。

 

 

*1:イントゥイティブという発音であるため、最初のインをNに寄せている。また1文字目が"I"になるパターンもあるので"I"の2度使用を避けたためだという

*2:性質を示すものなので上記のExtravertedと語が違うことは問題ではない。以降のIやらSやらNも同様

*3:

What do the letters in the Myers-Briggs test stand for? | MBTIonline

あけましておめでとうございます2020

あけましておめでとうございます。今年もなにとぞ…

今年の方針

方針っていうか達成しなきゃいけない・したい項目を羅列するだけですが…

ん?仕事を見つける?

はい、今は実は無職です。

新卒はweb系っつーか某動画のところに入り、一番最近は外資系でwebデベロッパーを3年続けました。その最近まで勤めていた会社が色々怪しくなり、3年ならキリが良かろうということで逃げ出すように退職した次第です。

今までを振り返るとwebエンジニア、それもフロントエンド一筋みたいな感じだったのですがキャリアの割にweb系に対して色々冷め始めた感情を持っているのが正直なところです。

この感情の分析

大学・大学院は某なんたらpediaを使って英単語を学ぼう的な研究をしており、その繋がりからweb系で面白いことできないかな・やりたいなという気持ちで就職活動をしていたので、当初はweb系に対して輝く何かを見出して入社したことは鮮明に覚えています。

1社目の仕事も決して退屈ではなかったのですが、3年目の途中で倦怠感のようなものを感じていたのをしっかりと覚えています。業務で導入するつもりもない新しい知識(当時は具体的にはPHPフレームワークやらミドルウェアだったような)を覚える意味を見いだせていなかったような気がしています。

勉強が嫌いかと言うと多分そんなことはない…と信じたいですが、少なくとも高校まではそれはもう結構な勉強量で参考書やら何やらを食い入るように解きまくっていた覚えがあります。ですが最近は「掛け値なしに面白いと感じているもの」か「役に立つ保障があるもの」についてしか勉強したがってない節があります。興味本位以外は、本当に余分なものに労力を割きたくなかったようだ。

役に立つ保障なんて普通はない

「面白いと感じているもの」については自分の背景とか色々あるし、無理に矯正することでもなさそうなので置いておくとして…「役に立つ保障があるものしか学びたくない」これは明確に問題だと思いました。

普通、何かが役に立つかどうかなんて分からないのです。数十年前に行われていた生物の研究が近年になって日の目を見るなんてことも珍しくない世の中で、役に立ってくれなきゃ嫌だというのはワガママにも程があるのは重々承知の助。ですが新しい技術なりフレームワークなりライブラリがタケノコのように生えて山火事のように焼き払われ、数本だけが生き残るweb系(フロントに限った話)はどうしても自分には耐え難かったのです。個人的な最たるものがCoffeeScritptで今は「見ろよこれなぁこの無残な姿よぉなぁ」状態ですね。しかし、たまたま自分が生き残ることになる技術を学んだとしてもそれが5-6年超で使われ続けることなんて滅多にないはずなのです。

そして多分、本当に多分なので確信はないのですが「他人がやろうとしていること・事業」にあまり期待していないのかも知れません。成功して欲しいと思うことはたくさんあるけれど、自分がそこに関わりたいと思っていない。会社の方針とか夢とかに惹かれたことがここ数年レベルでは一度もないことに今気づきました。

これから自分がとれる選択肢はなにか

web系フロントエンドエンジニアのキャリアを放棄するのは非常にもったいないのは承知なのですが、正直言って積んできた年数に対する技術力がないのは自明です。直近でやってきたことは保守ばっかりだし。なので同じ職種でまた仕事を始めるつもりは正直言ってない

これから自分が取れる選択肢…なんなんでしょうね本当に。履歴書に書ける項目だけで見ると本当にフロントエンドエンジニアもしくは英語関係(TOEIC900、ネイティブ並の会話ができます)なんですが、多分前者が重宝される世の中でしょう。困った困った。

 

散文

コーディングテスト嫌い

質のよろしくないコードを書いてしまったせいでメンションつけて晒されたのがトラウマに近いレベルで魂に刻まれている。公開処刑本当にキツい

「マサカリを投げる」刃物を投げるんじゃねぇよ

3Dプリンタにwebカメラをつける・つけた

3Dプリンタの遠隔操作化を達成したので一段落…しかしもうちょっとエクスペリエンスというか体験感というか、なんかこう楽しんでる感じを倍増させたい何かが欲しかったのでOctoPrintの仕様を色々あさっていました。

http://sirius.hatenadiary.com/entry/2019/12/23/021854 で書いたことですがOctoPrintはwebカメラを接続することでタイムラプス動画を撮ることができます。早速接続してみることにしました

電力不足?によるOctoPrint自体の不調

前の記事でbluetoothによる遠隔操作化を達成させるため、OctoPrintが走っているRaspberry PiのUSBポートx2を占めているのは、

1. CR-10に伸びるUSBケーブル

2. Arduino Uno R3クローン機に伸びるUSBケーブル

ですので、USBハブを接続してwebカメラ用のためにUSBポートを増やすことにしました。使用したカメラはLogicoolのC615でこちらです。

https://www.logicool.co.jp/ja-jp/product/hd-webcam-c615n

しかしUSBハブを接続してカメラをつけたあたりでOctoPrintがうまく動作していないことに気づきました。USBハブを外した状態(CR-10に伸びるUSBケーブルだけの状態)でRaspiをリブートすると問題なし。つまりこれはハブより向こう側の問題…

結局空いたUSBポートにwebカメラのみ挿した状態でも動作がうまくいくことがわかったので、Arduinoの電源供給源だったUSBポートは別の電源から頂くことにしました。

OctoPrintのデフォルト vs OctoLapse

下のほう(Twitter時系列的にあと)のほうがOctoPrintデフォルトで、前のほうがOctoLapseです。OctoLapseのほうが好みですね。ノズルが中央に来た瞬間にキャプチャしているようなので、出力物が生えてくるような映像が見られます。

OctoPrintデフォルトのほうは全く設定はしていなくて、あえて言うならwebカメラの位置調整をしたくらい。OctoLapseはプロファイルからCR-10用のものを選んで動画の長さをいじったくらいだったと思います。あとは自前のVegasで4倍速くらいにした動画をTwitterに貼った次第です。

気の遠くなる出力時間が楽しみになってきた

普通3Dプリンタでモノを出力しているときって結構暇なんです。まー人間がやりたくない作業を機械に委託してるから当然っちゃ当然なんですが…起動初日の数時間は出来上がっていく要素を見るのは間違いなく楽しかったと断言しますが、だんだんとその待たされる時間というのが気だるく感じるようになったのも事実です。

しかしながらその待った過程をこのように映像化してしまうと、退屈だった待ち時間が一つのコンテンツに変化するのは興味深い点だと思います。これにBGMとかつけたりすれば動画のネタになったりしますし。

 

さて、次は何をしようかな…とか考えてましたがもう年末ですし大きなプロジェクトはやめときます。フィラメントもそろそろ残り100mを切ってきたので新しく購入することも考えなくちゃ。

bluetooth遠隔制御成功!

なんか中国語みたいなタイトルになってるやん

8割型完成!

はい、ついにスマホからの遠隔操作で3Dプリンタの電源がつくようになりました。サーボモーターをコントローラに固定する方法が見つかったのでひとまず土台を3Dプリンタで作成してモーターをはめ込んでいます。…が、たまーに失敗するので後日微調整するつもり。基本プラスチックなのでたわんだりするので厚めに・強めに作ってあげないといけないですね。

工程はいつかちゃんと動画の形にしてyoutubeとかニコニコ動画に上げてみたいなぁ。

次の勉強はサーボモータ

一定角度内をウィンウィンやるサーボモーターの次は、一定の角速度?で回り続けたりするのが得意らしいサーボモーターです。

思った以上にゆっくりだったのでちょっと拍子抜けしているのは内緒。やりたいことはペンプロッターか、スマートフォン自動タッチ機かな。ペンプロッターというのはこういうやつです。使ってるステッピングモーターが違うのがすぐわかりますね。


Drawing Machine | Pen plotter machine | Sign and write machine

 

世間はクリスマスでしたが、個人的には自分で考えた3Dプリンタ+arduinoのプロジェクトをひとつ達成できたのが何より嬉しいプレゼント?でした。

早速寝る前に3Dプリンタを遠隔で立ち上げて、UNO R3 + ブレッドボードを固定できる土台を作らせながら寝ることとします。