サバゲーのゲーム内で撮影するために防弾ツールを作ってみた
しりうすです。
ちょっと前にamazonで安く手に入れたCanon EOS KISS X7iって一眼レフカメラでちょこちょこ撮影したりしてます。
こんなやつですね。結構いいカメラですが使いこなせてる気はしないので回数をこなして慣れていこうと思ってます。
さて。先日、ユニオンベースで行われた某サバゲーにお誘い頂いたのでせっかくだからカメラに防弾を施すことで「サバゲーのゲーム中に持ち込んでも大丈夫なカメラ」を目指し、防弾ツールを作ってみました。
転ばぬ先の杖
サバゲーとは初速90m超のスピードでBB弾が飛び交うゲームです。サバゲーで使う光学機器が被弾して割れるなんて話もよく聞きます。EOTechのレプリカホロサイトは物によって1万しなかったりですが、それでも割れたら悲しい出費。ホロサイトで悲しいのですから、一眼レフカメラのレンズなんて割れたら大泣きするわけです。
「レンズに直撃なんてめったに無いのでは?」という疑問が湧くかも知れませんが、実際にサバゲーをやっていても「少しはみ出ていた靴のつま先」を正確に狙われて1発被弾してヒットなんてことが普通に起こりうる世界です。守っておいて損は無いのです。
何が必要?
カメラの命はなんと言ってもレンズ。本体へのダメージが少ないことに越したことは無いですが、レンズは他のカメラにも流用できますしこれだけはなんとしてもガードしたい。というか本体はプラスチックだけどレンズはガラスなのでBB弾にはおそらく耐えられないので絶対死守。
なので、レンズ部だけガードするものを今回は考えました。
材料
必要な材料はたったの2つ。どちらもホームセンターコーナンで揃えました。
- スポンジ(加工用のでかいやつ)
- 変形ポリエチレンテレフタレート板(PET板・2mm厚)
作り方はとっても簡単でスポンジを四角く、そしてレンズ部を「ねじ込む」ことができる程度の穴を中央に作ります。スポンジがキレイに切れませんでしたが、もげたりはしないのでこれでOK。
次にスポンジに切れ目を入れます。ここにPET板を差し込むだけです。
完成
完成形はこんな感じ。スポンジ四角く切って真ん中くり抜いてPET板適当なサイズにしてぶっ刺してカメラをねじ込んだだけです。
黄色く輝くスポンジがダサい。しかしこの色のスポンジを選んだのにも理由があります。蛍光色にすることで銃ではないことをアピールするためです。
銃の識別のために
海外のサバゲー事情から得た知見なのですが、海外で取り扱われるエアガンには総じてオレンジ色のキャップが先端についています。実銃とひと目で区別するためのものです。
海外では銃の携行が認められている国が多いので、おもちゃであることをしっかりと示さないとトラブルに巻き込まれます。誤射や死亡事故に発展するケースもあります。
日本国内では猟師でもない限りは一般人が銃を所持することは認められていませんから、エアガンの先端に「雰囲気を損ねる蛍光色の何か」が付いていることはありえないのです。
実際に「このツールのおかげで撮影者だと気がついたので誤射されなかった」かどうか…は実はわかりません。なぜなら撮影班用の蛍光オレンジのジャケットを貸してもらえたからですorz
防弾の効果は
さて肝心の効果ですが、フィールドにて1回PET板に被弾し、ノーダメージでした!というか写真はサバゲーを行ったあとの写真です。傷一つ付いていないのがおわかりでしょう。
具体的な強度実験はこれから
実を言うと強度実験はしていませんでした。というのも2mmのPET板って触ってみると分かるんですが結構頑丈です。試しにドリルで穴を開けたりもしましたが「これをプラスチックで貫くのは無理だろう」という手応えがありました。
カメラ映り
PET板は透明度が高いのでカメラ映りにはそんなに影響がなかったと思われます。試しに現地で撮ってきた写真を少し貼ります(防弾ツールをつけた状態で、人の顔の映っていない写真がこれくらいしかなかった)
結局使えるの?どうなの?
少なくとも自分は使えると判断しました。屋外で行うサバゲーって交戦距離が遠いので弾は減速してますし問題はないというのが根拠です。ただ屋内でのサバゲーはエアガンから出たてのBB弾が襲ってくるので、屋内でこのツールを使う場合は事前に強度テストをしておきたいと思います。もしくはPET板を2枚重ねにするかもしれませんね。
最後は現地で榛名さん(ヒガシノフさん: @shinohu_mk12)とのツーショットで。(右下のフンフーンって感じのやつが私です)
おわり